共創日本ビジネスフォーラム5つの特徴
特徴1 「三方よし」を大切にするビジネスコミュニティ―を目指しています 「三方よし(売り手良し、買い手良し、世間良し)」は、近江商人の伝統精神とされています。近江商人の流れをくむ企業は現代も大企業となり長期的に成功しています。トヨタ、伊藤忠は特に有名ですが、多くの大企業が近江商人の伝統精神である「三方よし」の考え方を重視しています。「三方よし」は「売り手にとっての価値とは何か」「買い手にとっての価値とは何か」「世の中にとっての価値とは何か」を考え抜くことであり、三方の全ての方向に対して良しとなることを目指す考え方です。「三方よし」を利他主義と混同して理解している向きを感じることがありますが、「三方よし」と「利他主義」は全く別ものであることも補足しておきます。私たちは、「三方よし」を目指す企業と人同士が学び合い、ビジネスマッチングを行うビジネス交流を行うことで、最大限の相乗効果を発揮できるビジネスコミュニティ―を目指しています。
特徴2 「ビジョン経営力」が勉強会の大きなテーマです 本来、企業は、社会的目的を達成するために設立するものです。将来、その社会的目的が達成した状態の未来像のことをビジョンといいます。企業がどのような未来像を達成しようとしているかを示すものが「経営ビジョン」です。あるIT系企業の経営者は、「経営ビジョンを明確にし、経営ビジョンを中心とした組織改革を行ったところ、収益がアップし、経営も楽になった」と言います。そのように経営ビジョンを重視した経営を行うことを「ビジョン経営」といいます。「ビジョン経営」を実践すると、顧客や提携先の共感を得ることができ、社員がやりがいを持てる企業をつくることができます。 実際に、イノベーションを起こし、社会をリードしている企業の多くは、ビジョン経営に拘っています。 共創日本ビジネス・フォーラムは「ビジョン経営力」を大きなテーマとして勉強会を企画しています。
特徴3 「創造性を磨く」ための学び合いを大切にしています 「創造性」は単に独創的アイディアを生み出すというだけの意味ではありません。自らが主体となって世界を創り出す情熱をベースとして、新しい価値をつくるアイディアを生み出す力です。特に中小企業が成果を上げ続けるためには、創造性を持つことが大切であると言われています、そして、創造性を高めるためには、異業種から学ぶ力を高めることが効果的であるといわれています。なぜなら、創造性を発揮しているイノベーターの行動を研究した結果、「異業種から学んで、関連付ける」能力が高いことが分かっているからです。 私たちは、創造性を高めるための異業種での学び合いを重視しています。
特徴4 「共創力」を高めることを大切にしています 「共創」とは、より大きな善のために異なる才能が結集するという概念です。共創に似た言葉に協業という言葉がありますが、協業は1つのプロダクトで儲けを分け合うことに主眼を置きます。しかし、共創はより大きな善、より大きな目的を達成するために力を合わせることに主眼が置かれます。そして、良い共創を推進するためには、世の中の潜在ニーズに焦点を合わせることが大切です。競争は大切ですが、共創はもっと大きな力を発揮します。私たちは、奪い合うような競争をする必要のない、共創による発展を実現することを大切にしています。 そして、私たちは勉強会を通して、学び合うことから信頼を生み出し、信頼から、共創につながるコミュニティーを目指しています。
特徴5 フラットな関係で学び合うことを大切にしています 当会では、どのような立場にあっても、互いに学び合うことが大切であると考えています。実践的な学びのためには、立場や年齢に拘らないことが大切であると考えています。共創(共創ビジネス)の専門家である有名コンサルタントが「共創は対等な関係でなければ難しい」とよく言いますが、新しい価値を生み出そうとするとき、対等な関係で学び合うことが大変重要であると考えています。 また、創造性のあるアイディアはフラットな関係性から生まれてくるとも言われています。 1人では思いつかなかったアイディアが、2人以上がフラットな関係でディスカッションする中から生まれることがありますが、それを、集中的に行うことで、中小企業がイノベーションを起こすことができるビジネスモデルを生み出していきます。