私たちが目指す世界

共創により成果を上げ、経済的にも精神的にも豊かな世界へ

経済・経営の本来の目的は関わる人々を幸せにすることです。その為には、社会全体の富を大きくして広げていくこと、誰もが活き活きと働ける雇用環境を作ること等に英知を結集する経済及び経営であるべきです。しかし、現在の経済理論、経営理論の多くは、富をいかに自分のところに奪ってくるか、という視点に立っているように思えます。人は誰かから奪うことによって幸せになることは決してありません。奪い合う世界に良い職場環境も育ちません。その点で今、経済理論、経営理論を見直す必要があると考えています。

 私たちは、経済・経営の本来の目的に立ち返り、「世の中全体を豊かにし、同時に、自分も豊かになる」という経営を実現することが大切だと考えます。江戸時代から日本の経済成長支えてきた近江商人の伝統精神を表した言葉に「三方よし」(売り手良し、買い手良し、世間良し)があります。事実として、「三方よし」を実践する企業は長期的に成功し続け、今日の代表的な大企業となり、今も日本経済を牽引しています。私たちは、それぞれのビジネスモデルが三方よしとなるよう、創造性を磨き、ビジョンを磨き、共創により更に発展するよう学び合っています。その結果、「三方よし」の形になったとき成功が長続きすることを実感しています。

私たちは、そのようなビジョンを持った経営者、事業主、ビジネスの仲間が増え、共に成果を上げることで、日本社会が豊かになることを願っています。

 

 

会長

吉岡 茂平(よしおか しげひら)

元一般社団法人日本自動車工業会理事

共に価値創造への情熱を高め続ける

ビジネスは夢を与え人を幸せにするものです。例えば、自動車のビジネスは、買う人、売る人、作る人、事業に関わる全ての人に夢を与え幸せにします。近江商人は「売り手よし、買い手よし、世間よし」と言いましたが、ここでは「作り手」にもスポットを当てます。「買い手」は欲しい自動車を手にする幸せ、「売り手」はお客様に良い自動車を適正な価格で買っていただき利益を得る幸せ、「作り手」は車作りを通して人と社会に貢献することで利益を得る喜びがあります。良い商品開発と適正な価格及び適切な販売方法やサービスを追求することにより、買い手、売り手、作り手、ビジネスに係わる全ての人が幸せを感じることができます。つまり、良い自動車が売れれば売れるほど「世間よし」となります。

そのような価値を、業種や立場が違う人々が異なった才能を結集して共に創っていくことを共創といいます。

基盤となる価値観「自由と倫理」

私たち共創日本ビジネスフォーラムは、「自由と倫理」の価値観を大切にし、人と人との関わり方、人と企業との関わり方、企業と企業の関わり方を学び、関わる人や企業が良き関係を築き、共に価値創造への情熱を高め続けます。

「自由と倫理」とは、常識にとらわれない無限の可能性を持った発想・着想としての自由、責任感を持って貢献したいと願う自由、そのような自由を支える倫理観を大切にしようとする価値観です。

渋沢栄一氏の「論語と算盤」の経済思想や近江商人の「三方良し」の心得によるビジネスは「自由と倫理」を具現化したものです。

「成功と幸せの両立」「良いものを広める」を2大テーマとした学び合いで、一生モノの出会いを!

私たち共創日本ビジネスフォーラムはビジネスの価値創造への情熱を継続的に高めることにより家庭、社会、日本国および世界に貢献するために、「成功と幸せの両立」「良いものを広める」ことを目指して、学び合える異業種交流会・講演会の企画運営を行っています。

その場ですぐに紹介がでる交流会ではありませんが、良いものを広めるために学び合う向上心を持ったビジネスパーソンの皆様が情報交換と意見交換を中心とした学び合いと交流を行う中で、信頼が生まれ、新しい共創・協力が生まれています。私たちの活動が皆さまの「一生モノの出会い」の機会となれるよう取り組み続けます。

また、当会のイベントでは、気軽に参加して、気軽に良いものを持ち帰っていただけるよう、努力していますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

■代表理事のひとこと

代表理事のひとこと 第一話